2026/01/23 23:01
シェア型書店という場所があります。
ひと棚ごとに月額の賃料を払い、借主が棚の中身を自由に表現する書店です。
風さんぽの商品を置く場所と、ワークショップを開く場所を探していた私は、2025年初夏にこの書店と契約し、棚のオーナーになりました。
棚主さんたちが開催する読書会やワークショップに参加したり、
自分自身でも、読書会や対話を中心としたワークショップを開催したり。
本をきっかけに、人と出会い、言葉を交わす時間が少しずつ増えています。
本屋はいい。図書館もいい。本もいい。
棚主として活動する中で、ふと立ち止まって考えるようになりました。
なぜ本が読みたいのか。
なぜ本屋や図書館は居心地がいいのか。
なぜ、本を読んでいる人との会話は心地よいのか。
そんなことをぼんやり考えていたある日、
新聞の折り込み広告を見て、はっとします。

――そうだ。
本は対話なのだ。
書いた人と、読む自分との対話。
そして、本をきっかけに生まれる、人との対話。
読むことで気づき、
話すことで視野が広がり、
いろいろな考えに触れられる。
それが好きだから、私は本を読みたいのだと思います。
本を扱う場所は、たくさんの本=たくさんの考えを受け入れている場所。
だからこそ、自然と居心地がよくなる。
本を読む人は、
誰かや何かを「わかろう」とし、
知らないことを「知ろう」とする。
そんな空気をまとっているように感じます。
いろいろな考えを受け止め、それをよしとする姿勢があるから、
安心して、心地よく話ができるのかもしれません。
ある時から、
「旅をすること」
「人と会うこと」
「本を読むこと」
この三つを意識するようになりました。
風さんぽの活動でも、
ものを届けるだけでなく、
本や言葉をきっかけに、人とつながる時間を大切にしています。
これからも、限られた時間と生活の中でも、
ぽちぽちと本を読んでいきたいし、
誰かの考えに触れたいと思う、そんな空気感を広めていきたい。
そして、自分もそんな居心地のいい場所に身を置きたい。
そんな思いから、今年は「本」というキーワードを軸に、
本にまつわる商品や活動も増やしていく予定です。
